E-キット スターチ

食品分析及び一般分析用試薬キット
用手法キット [ スタンダード別売、エコノミーキットと改良キット ]

製品情報

カテゴリ 糖質
製品番号 E1268
製品名 E-キット スターチ
製品名 ENZYTEC Starch
包装単位 32回 測定用
測定法 UV法
測定波長 340nm
保存方法 要2~8℃保存

製品価格と納期目安について

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在庫状況 お取り寄せができます
備考 通常納期は受注後3~ 4週間

お見積り

技術資料

テクニカル情報

はじめに

本法は、オランダ、ドイツ、スイスの食品法に収載されています。AIJN、MEBAKで推奨され、DIN、NENで標準化されています。

測定原理


装置条件

波長:340nm(NADPH)ε=6.31×mmol-1×cm-1
光路長:1.00cm(ガラスまたはプラスティック・キュベット)
温度:反応温浴中(+55~+60℃)
測定室温(+20℃~)
終量(反応液量):2.320ml
測定対照:水
試料溶液:0.100~1.000ml試料溶液中1.2~70μgでん粉含有、あるいはDMSO含有試料溶液の場合は0.100~0.200mlの液量となります。

試薬

#.AGS.pH約4.6のクエン酸バッファーと約98Uの
   AGSからなる凍結乾燥粉末(安定性は包装
   ラベルを参照)を含有しています。
   内容物を7mlの蒸留水に溶解してそのまま
   使用します。
   溶液は+4℃保存で6週間、あるいは-20℃で
   3ヶ月安定です。

1.トリエタノールアミン バッファー pH約7.6、
   約80mgのNADP、約190mgのATP、および
   硫酸マグネシウムからなる混合粉末
   (安定性は包装ラベルを参照)を
   含有しています。内容物を31mlの蒸留水に
   溶解してそのまま使用します。
   溶液は+4℃保存で1ヶ月間、-20℃保存で
   2ヶ月間安定です。

#2.約0.7mlのHK/G6P-DH懸濁液(約200U/100U)
   (硫酸アンモニウム液)
   (安定性は包装ラベルを参照)
   を含有しています。懸濁液をそのまま使用します。
   懸濁液をピペットで秤取する前にビンを
   注意深くゆっくり回転させ内容物を均一に
   分散させます。

追加(キット中には含まれません)

標準でん粉。
でん粉の測定用試薬類はすべて、人に無害です。化学実験室における作業用一般安全性規則に準拠して、使用後は実験室廃棄物として処理できます。包装材料はリサイクルができます。

特長

  1. 特異性:
    AGSは、分子量に関係なく(アミロース、アミロペクチン、グリコゲン、デキストリン、マルトース(麦芽糖)、マルトトリオース等)、α-1,4-およびα-1,6-グルコシド結合を加水分解します。試料調製に用いたエタノール/水混合液による洗浄液を使用することにより、極一部の糖類との間の分別定量は可能です。純粋なでん粉の分析においては、乾燥重量当たり99%の分析値が期待できます。
  2. 感度:
    3mgでん粉/l(ΔA=0.010;v=0.200ml;V=2.320ml)
  3. 検出限度:
    6mgでん粉/l(ΔA=0.020;v=0.200ml;V=2.320ml)
  4. 直線性:
    1.2μgでん粉/ 測定(v=0.200ml;V=2.320ml)~70μgでん粉/ 測定(v=0.100ml;V=2.320ml)
  5. 精度:
     ΔA=±0.01~0.015 吸収単位(Abs.)
     CV=約1~2%
    ポークソーセージ
     sx= 1.3g/100g
     r=0.170g/100g
     s(r)=±0.060g/100g
     R=0.217 g/100g
     s(R)=±0.077 g/100g
    小児用ラスクx=43.5 g/100g
     r=2.33 g/100g
     s(r)=±0.82 g/100g
     R=8.42 g/100g
     s(R)=±2.97 g/100g
  6. 技術情報:
    6.1
    試料のブランクは、DMSOおよび塩酸により試料を調製する際に生成する、ショ糖、乳糖、および麦芽糖がD-グルコースを含むため、D-グルコースは試料のブランクを使用して測定値を計算することは出来ません。
    6.2
    試料が麦芽糖を含んでいる場合、試料はエタノール/水混合液で洗浄する必要があります。さまないと、DMSO/塩酸による試料調製段階で、麦芽糖がごく一部加水分解を受けるため、麦芽糖の一部が試料のブランク中で検出され、残りが試料の分析で測定されることになります。

参考文献

  1. Beutler, H.-O.(1984)in Methods of Enzymatic Analysis(Bergmeyer, H.U., ed.)3rd ed.,vol.VI, pp. 2-10;VerlagChemie Weinheim, Deerfield Beach/Florida, Basel.

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