E-キット Liquid D-グルコース/果糖

技術資料

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テクニカル情報

F-キット(139106)とE-キットLiquid(E8160)の比較-概要

製品	F-キット	E-キット Liquid
製品番号	139106	E8160
試薬容量	27 テスト	50 テスト
測定原理	ヘキソキナーゼ (HK)、グルコースリン酸イソメラーゼ (PGI)、グルコース-6-リン酸脱水素酵素 (G6P-DH) によって生成するNADHを340nmの吸光度によって測定 D-Fructose + ATP-HK→ Frucose-6-Phosphate + ADP D-Glucose + ATP-HK→ Glucose-6-Phosphate + ADP Fructose-6-Phosphate-PGI → Glucose-6-Phosphate + ADP G-6-P + NAD+ - G6P-DH → Gluconate-6-P + NADH + H+
定量値の計算	エンドポイントの吸光度からランベルト・ベールの式を用いて定量値を求める *1
試薬	▪ Vial 1 = バッファー（粉末） ▪ Vial 2 = HK / G6P-DH (懸濁液) ▪ Vial 3 = PGI (懸濁液)	▪ R1 = バッファー (50 ml x 2本) ▪ R2 = HK / G6P-DH (12.5 ml x 2本) ▪ R3 = PGI (12.5 ml x 2本)
調製後の試薬の 安定性	▪ Vial 1 = 4 週間	すべての試薬は調整済みの溶液で、開封後も安定
コントロール	コントロールはキットに含まれる	コントロールは別売 E8440 マルチ糖類スタンダード(低濃度)
測定手順 （標準法）	上記PDF参照
直線性	1 g/L (試料 = 0.100 mL)	1.5 g/L (試料 = 0.100 mL)
LoD	0.4 mg/L	0.5 mg/L
	(v = 1 mL, ΔA = 0.010)
LoQ	8.6 mg/L	7.4 mg/L
	(v = 0.5 mL, ΔA = 0.050)

*1 Excelテンプレートを配布しています

E-キットLiquid D-グルコース / D-フルクトース (E8160) のF-キットに対する評価

a) ラボでの評価手順
E-キットLiquidのバリデーションを行う場合、以下の手順にしたがってください：
▪ 同一の試料のD-グルコース / D-フルクトースをF-キットとE-キットliquid (E8160、50テスト) を使って測定する。
▪ 回収率を求めるには E-キットLiquidマルチ糖類スタンダード (低濃度) (E8440)を使用する。
▪ ラボで定めたQCサンプルがある場合、それを使って回収率を比較する。
▪ ルーチン測定している試料を対象に、50テストを使い切るまで両方のキットで測定する（方法間の比較）。
▪ 試料の前処理はF-キットで測定するときの方法で行い、調製した同一の試料を両方のキットで測定する。（試料量は100µL）
▪ 試料中での安定性による影響を避けるため、両キットによる測定は同時に行う。
（特に、アセトアルデヒド、酢酸、アンモニア、アスコルビン酸、エタノール、亜硫酸は試料中の安定性が問題となる。）
その他の項目（直線性、精度、再現性など）のバリデーションを行う場合、さらにキットを追加する必要があります。
b) R-Biopharm社内における評価結果
E-キットLiquid マルチ糖類スタンダード (低濃度) (E8440)を使って求めた回収率
▪ 回収率：100 ± 5 %
▪ 注意：この回収率は E-キットLiquidの仕様に定められた値であり、すべてのロットで保証されます。

ワインおよびフルーツジュースを試料として測定値（グルコース＋フルクトース合計）を比較した。測定値は y=x の直線に接近して分布し、相関係数は100% (Passing-Bablock fit)でした。なお、相関係数は測定する試料によって異なることがあります。

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製品番号	製品名	希望価格	代理店価格
E8440A	E-キット Liquid マルチ糖類スタンダード（低濃度）	無料会員登録が必要です