E-キット 乳糖/D-ガラクトース
食品分析及び一般分析用試薬キット
用手法キット [ スタンダード別売、エコノミーキットと改良キット ]
E-キット 乳糖/D-ガラクトース 製品情報
オーダーインフォメーション
カテゴリ |
糖質 |
製品番号 |
E1213 |
製品名 |
E-キット 乳糖/D-ガラクトース LactoseD-Galactose |
包装単位 |
各16回(全32回)測定用 |
希望価格 |
価格表ダウンロード |
測定法 |
UV法 |
保存方法 |
要2~8℃保存 |
資料ダウンロード |
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はじめに
本法は、オーストリア、ドイツ、イタリア、スイスの食品法およびEU規則に収載されています。IDFおよびVDLUFAで推奨され、DIN、GOST、NBNで標準化されています。AOACにより承認済みであります。
測定原理
装置条件
波長:340nm(NADPH)ε=6.31×mmol-1×cm-1<
光路長:1.00cm(ガラスまたはプラスティック・キュベット)
温度:室温(+20℃~)
終量(反応液量):3.300ml
測定対照:水
試料溶液:0.100~0.500ml試料溶液中4~200μgの乳糖+D-ガラクトース含有
試薬
- クエン酸 バッファーpH約6.6、および約35mgのNADを含む凍結乾燥粉末(安定性は包装ラベルを参照)を含有しています。内容物を7mlの蒸留水に溶解してそのまま使用します。溶液は4℃保存で3ヶ月間安定です。
- 約1.7mlのβGAL 懸濁液(約100U)(硫酸アンモニウム液)(安定性は包装ラベルを参照)を含有しています。懸濁液をそのまま使用します。懸濁液をピペットで秤取する前にビンを注意深く回転させ内容物を均一に分散させます。
- 約34mlのリン酸カリウム バッファー pH約8.6(安定性は包装ラベルを参照)を含有しており、そのまま使用します。
- 約1.7mlのβGal-DH懸濁液(約40U)(硫酸アンモニウム液)(安定性は包装ラベルを参照)を含有しています。懸濁液をそのまま使用します。懸濁液をピペットで秤取する前にビンを注意深くゆっくり回転させ内容物を均一に分散させます。
追加(キット中には含まれません)
測定試験のコントロールとして、高純度の乳糖・1水和物 1g/lの標準液を使用します。
測定試験のコントロールとして、高純度のD-ガラクトース 0.5g/lの標準液を使用します。
乳糖/D-ガラクトースの測定用試薬類はすべて、人に無害です。化学実験室における作業用一般安全性規則に準拠して、使用後は実験室廃棄物として処理できます。包装材料はリサイクルできます。
特長
- 【特異性】
乳糖に特異的です。L-アラビノースが存在しない場合、D-ガラクトースに対する特異性は比較的高いと思われます。市販の乳糖・1水和物、およびD-ガラクトースを分析した場合は吸湿しているため測定値は100%以下になります。
- 【感度】
2mg乳糖/l(ΔA=0.005;v=0.500ml;V=3.300ml)
1mgD-ガラクトース/l(ΔA=0.005;v=0.500ml;V=3.300ml)
- 【検出限度】
7mg乳糖/l(ΔA=0.020;v=0.500ml;V=3.300ml)
4mgD-ガラクトース/l(ΔA=0.020;v=0.500ml;V=3.300ml)
- 【直線性】
4μg乳糖+D-ガラクトース/ 測定(v=0.500ml;V=3.300ml)
~200μg乳糖+D-ガラクトース/測定(v=0.100ml;V=3.300ml)
- 【精度】
ΔA=0.005-0.010吸収単位(D-ガラクトース)(Abs.)
ΔA=0.010-0.015 吸収単位(乳糖)(Abs.)
CV=約1~2%(乳糖およびD-ガラクトース)
参考文献
- Beutler, H.O.(1984)in Methods of Enzymatic Analysis(Bergmeyer, H.U., ed.)3rd ed.,vol.VI, pp. 104-112,VerlagChemie, Weinheim, Deerfield.